拙著「うまくいかない自分から抜け出す方法」では、
自分の本来の可能性の芽をつんでしまう、
あなたを縛る親からのメッセージ
「自己制限(交流分析用語で禁止令)」
というものの存在に気付いてもらいました。
しかし、拙著では、自己制限について、
監修者の鷲津先生のお言葉なのですが、
「親のせいが80%、あなたのせいが20%、
でもその親のせいの80%のうち、
64%が親の親のせい」であること
(これなら、
「自分のせい=20%、親のせい=16%」ということで
納得がいくのではないでしょうか)
また、自己制限から開放される方法のひとつとして、
「自分で自分を許す」ことを説き、
しかしながら、
「親を恨めということではない」こと。
「あなたの親も自己制限に縛られてきた、
そんな親をも含めて許すことができたとき、
あなたは真に自己制限から開放されるでしょう」
ということを書きました。
今日は、読者の方をメールカウンセリングしたなかで、
この自己制限、親を許すということについて、
補足があったので、ここに記しておきます。
ある読者の方から、
こんなメールをいただきました。
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大川内先生、うまくいかない自分から抜け出す方法読みました。
(中略)
自分まだ自己肯定できません、けど少しずつ変わっていこうと思います。
変わりたい、楽しく生きたい、気付けました。
親も被害者です。それは理解し、許そうと思います。
でも正直親嫌いです。
出逢いと気付きをありがとう。
自己と他人を肯定出来るよう本を参考にします。
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わたしがこの方に、どのようなアドバイスをしたか。
まず親が嫌いだということを
正直に話してくれたことをお礼し、
そして、親のどうしても憎い、許せないことについて、
どう対処していくといいかをお話しました。
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親を許すときのコツは、
「許せないこと」と「許せること」をわけることです。
「許せないこと」は許せないこととして、胸にとっておいていいんです。
許せない、でもそれは、それとして、という構えでいればいいと思います。
それは、自分が親になったときに、
また親とおなじことを繰り返してしまわないためにもなります。
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わが子を虐待する親の多くに、
子どものころ、
自分自身が親に虐待されていた人がいるのは、
よく知られていることですよね。
そういった、「許せないこと」は「許せないこと」として、
とっておいていいんです。
ただし、「かためるテンプル」をしておくことです。
かためるテンプルって、
使用済みの油に薬剤を入れて
凝固させるものがありますよね。
あれとおなじように、
憎しみや恨みを、胸の奥に凝固させておくんです。
そうすれば、
親とおなじあやまちを繰り返すことなく、
生きられることでしょう。
激しい憎しみや恨みに駆られて、
凝固させることができずにいるあいだは、
あなた自身が苦しむことになります。
憎しみや恨みの感情は、
煮えたぎらせたままだと、
自分自身に返ってくるからです。
なにより、
親とおなじことを繰り返してしまう
危険性が高いのです。
かといって、
許せないことまで許す必要はないんです。
それはそれとして、とっておいていいんです。
親が憎い、という事実。
親を恨んでいる、という事実。
無理に忘れ、許すことはありません。
それはそれとして、
胸の奥に凝固させておけばいいんです。
そうすれば、
それは、あなたが親になったとき、
親とおなじあやまちを繰り返さないための
お守りとなってくれるでしょう。
実体験に基づいた、
不幸な親子関係を再生産させないための
わたしの持論でした。
お読みいただき、ありがとうございました。
* 大川内 麻里のブログ OkawauhiMari.net *
* http://okawauchimari.net/ *
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