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「試練」は“幸せ”に。

「あんたはやっぱり
いまの自分と
バリバリ働きよったころの自分とを
比べてしまうんやね。

そうやなくて、
いまのあんたが比較対象とすべきは
入院しとったころの自分やろうね」

「あんたは他人には加点法やけど、
自分には減点法やからね。
自分に対しても加点法にしてあげてよ」

――2007年末、最後の診察でのC先生からのお言葉です。


いま福岡の繁華街、天神に出掛けて、
帰りのバス停でこれを書いています。

お正月の人の多い時期に繁華街に出ることも、
電車やバスに乗ることも、
ううん、外に出ることだって
ほんの半年まえの自分には
まったく考えられなかったこと。

去年の6月に入院したときのわたしは、
うつとパニック発作、PTSDのフラッシュバックなどで
なーんにもできなくなってしまっていたんです。
なーんにも。


人一倍、ファッションにはうるさかった、
どんなに深夜早朝まで働いたって
翌朝にはかならず髪をきっちり巻いて仕事に行く、

そんなわたしが
お風呂にも入れない、顔も洗えない、歯も磨けない。

とにかく動くことすらままならなくて、
真っ暗な部屋、敷きっぱなしの布団に寝たきり状態。


にもかかわらず襲ってくる発作。
ジェットコースターを急降下するような強烈な発作が
絶え間なく繰り返し繰り返し襲ってきて
心臓をえぐられるような恐怖に
気が狂いそうになる――。

それがほんの半年まえまでのわたし。


それを思えば、
いまの自分の状態は信じられないくらい奇跡的で、

わたしはそのことに感謝を、
もっともっと感謝をしなくては。


あるときから心のバランスを崩してしまって
大晦日も元旦もショゲてべそかいてばかりいたけれど、

12月の東京滞在中のすごしかた、
自分の回復状態に慢心してしまっていたと反省する。


思い出そう。

あのころを思えば、いまの自分はなんて幸せなんだって

そんなふうに思える
「試練のとき」を
わたしはこれまでたくさん“いただいて”きた。


試練こそチャンス。
そう思ってる。


30年、まだまだたかが30年間だけれど
これまで試練をいっぱい乗り越えてきたわたしは
それだけチャンスに恵まれてきたってことでもあるんだ。

だから「試練」はギフト。
“いただいた”恵み。


試練に感謝し、
どんな困難な試練をも楽しめるようになれば、
きっともっともっと人生はおもしろくなる。


心にいつも感謝を。

大川内 麻里のサイト OkawauhiMari.net
http://okawauchimari.net/

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